資格・検定試験の活用促進において重視すべき事項

資格・検定試験の有効性をふまえた活用促進

【資格・検定試験団体】

試験の有効性、試験を活用する先進的取組などの情報を積極的に発信

各学校における活用例

  • 生徒学生の英語力の把握、指導改善、学習意欲の向上などにつなげる
  • ○4技能の測定、目的等を踏まえた継続学習などにおける一貫性、学習への動機付け、学校における教員の指導改善、生徒・教員の英語力向上の指針として活用 等
  • 授業では、学習指導要領との親和性を踏まえつつ、学習評価や定期試験等に加え、一つの客観的指標として効果的に活用
  • アドミッション・ポリシー等を踏まえた入学者選抜等における活用

英語力評価における試験の妥当性等を踏まえた資格・検定試験の活用推進

【資格・検定試験団体】

試験の妥当性等を検討するに当たり必要な情報を発信

(例)
試験の目的、出題意図、難易度、目標言語使用領域、作成過程、実施方法、試験結果の評価基準、採点手続き、結果の利用方法、測定しようとする能力の明確化、基準集団、検証状況 等

試験のスコアの考え方や世界的な参照基準との関係付け等を変更する場合は適時適切に情報提供。連絡協議会として、毎年度末を目途に必要な情報を更新

各学校における活用例

  • 資格・検定試験の妥当性・信頼性等に留意し具体的な活用方法等を明確化

多様な生徒学生の能力に適合した資格・検定試験の活用推進

【資格・検定試験団体】

測定される能力の明確化や、受験環境・実施場所・時期、受験費用など積極的に情報提供

各学校における活用例

  • 生徒学生の英語力・目的を踏まえた英語力の目標設定、資格・検定試験の活用、
    結果の分析をきめ細かな指導改善、生徒学生の学習意欲の向上に繋げる
  • 授業活用の際、資格・検定試験の結果は生徒の英語力、教育活動の一側面に関するものであることに留意して効果的に活用

入学者選抜における妥当性な資格・試験結果の活用促進

【資格・検定試験団体】

試験結果の確認方法、試験間の換算や比較に関する情報提供、世界的な参照基準を活用したレベル、グレード、スコア(点数)に関する情報提供 等

各学校における活用例

  • 活用に当たり、具体的な方法、意図等を明確にして情報発信
  • ○資格・検定試験の結果を用いる場合、出願要件、みなし満点、点数加算等について、その趣旨等とともに明確化

生徒・学生の英語力向上における活用例

<高校の例>
○○高等学校

コミュニケーション活動を重視した授業において、英検の過去問題を活用。生徒の意欲を引き出す。
受験前には、英語科教員とALTで面接指導も実施。

○○高等学校

スピーチコンテストや短期留学等の取組を進める中で、英語力向上の目標として資格・検定試験を活用

<大学の例>
スーパーグローバル大学等事業 採択大学

入学時から卒業時における目標を設定し、定期的にTOEFL等の試験を受け、卒業時には、実践的なコミュニケーションが可能なグローバル人材を育成

○○大学

大学で学習する際に必要とされる英語運用能力を正確に測定するテストを導入し、基準点を設け、入学者選抜の際にすると共に、入学後の習熟度別クラス編成にも活用することで、英語力向上のためのきめ細かな指導を実施

入試における換算方法等(例:出願要件、みなし満点、点数加算等)の例

換算方法事例 各大学における英語試験の点数
<英語試験免除(または出願要件の一部)>
○○大学(一般入試)
 

GTEC CBT 1000点、TEAP 226点、TOEFL Junior 322点のスコアを所有している者は英語学力試験を免除

英語は合格
<点数換算(「みなし満点」、「みなし8割」)>
○○大学(一般入試)
 

IELTS 5.5点、TOEFL iBT 72点、TOEIC+TOEIC S&W 1095点以上のスコアを所持している者については、英語科目を満点とし換算して、合否判定を行う

100点(みなし満点)
...
80点(みなし8割)
<点数加算>
○○大学

英検2級、

 
Cambridge English PET以上 ・・・ 10点
英検準2級、
Cambridge English KET以上
・・・ 8点
英検3級以上 ・・・ 6点
「大学の英語試験」+「●点」
または
「大学の試験総合点」+「●点」

生徒学生が受験しやすくするための配慮を行う

【資格・検定試験団体】

学校、関係団体が試験を行うに当たり、受験のしやすさ(経済的状況に配慮した受験料、地域バランスに配慮した実施体制、受験回数等)に可能な限り配慮。特に、生徒学生に対し受験料の減額・補助・助成など支援体制等

各学校における活用例

  • 学校は多様な試験を精査し、その学校において習得されることが期待されている英語力を測定するのに適切なものを選択。また生徒学生に正確な情報を提供
  • 学校のニーズや生徒学生の受験機会の状況を踏まえつつ、公平性・公正性を保った上で、受験しやすいよう学校施設等を提供して実施

適正・公正な試験実施体制(試験監督、情報管理等)の確保

【資格・検定試験団体】

試験実施体制、受験手続き(本人確認、不正行為の防止策を含む)等について分かりやすく公開。また、学校関係者との間で共通理解を図る

公正性の観点から、試験と教育部門を有する団体は部門間の情報管理を行う

国際的な通用性に配慮した資格・検定試験の活用促進

【資格・検定試験団体】

留学の際に活用できる海外学校等における活用状況、受験者数など試験の国際通用性に関する情報を積極的に提供

各学校における活用例

  • 生徒学生の進路・留学等のニーズに応じて試験団体が公表する情報に基づき適切な試験を活用

その他

行動指針の趣旨等について、学校関係団体は、参加校、生徒学生への周知。資格・検定試験団体は学校団体等に周知

本協議会は、英語力評価及び入学者選抜の改善に向け、引き続き協議を行うとともに、4技能試験の活用に係る情報提供、英語試験問題の調査・分析等について継続して協力

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